Home > ペドロ・コスタ特別講演レポートというかメモ。

ペドロ・コスタ特別講演レポートというかメモ。

  • 2010年7月29日 00:07


ペドロ・コスタ特別講演に参加してきました。

用意していた椅子が足りなくなるほどの盛況ぶりで、
造形大の学生以外に、学内からもたくさんの方が来場されていました。
私の前の席に座っていた人は、たぶんムサビの学生さん。ムサビの布バックを持っていた。
どこかで見たことがある俳優さんもいたような・・・。

ペドロ・コスタ氏のお話もさることながら、
来場者からの熱の入った質問の数々とその回答は非常に興味深いものでした。

以下。あまりにも話が深すぎて、うまくまとめられそうもないけど
勿体ないので取りあえず書き留めた内容をそのまま書きました。
その場に居なかったかった人にとっては???だと思います(笑

Q(来場者).
なぜ映画を撮り続けているのか?

A(ペドロ・コスタ氏).
映画館でたくさんの映画を観ることから多くのことを得た。
映画には濃密な何かがあり。映画から多くのことを教わり、約束してくれた。

映画は、反動的で保守的なものでなければならない。
物事と真摯に向き合うのが映画であり、
それは、より良く生きるための政治的行為と似ている。
映画には真実しかない。そのために映画を作る人間は強くなくてはならない。

映画は、創造的なことよりも、
いろいろなことをオーガナイズするプロダクション作業の方が大変だ。


Q(来).
自分の作った作品を何回も見返すことはあるか?

A(ぺ).
職人(スタイリストではなく、テーラー)のようなスタイルで仕事をしているので
出来あがった作品を見返すことはない。
自分自身の想像よりも、他人が想像することに興味がある。


Q(来).
物語りと映画の関係性についてどう考えているか?

A(ぺ).
人々の意識が散漫で断片的で分断されていることは一種の裏切りであって。
それを集中させるのが映画である。


Q(来).
フィクションとドキュメンタリーとの違いについてどう捉えているか?

A(ペ).
それは、観る側の人にとっては分かりようがないこと。
その違いよりも、文学では既に成し得ている
物事の本質を表現(撮影)することが、映画ではまだ出来ていない。


Q(来).
映画を作る時に、自分はつい人に物事を強いてしまうが、
人との関わり方をどうしているか?

A(ペ).
それぞれの人にあった、人との接し方があると考える。
その人と物(事象)との関係性。等価性を考えている。

当初、90分で予定されていたのですが、
予想どおり時間を延長して約130分の長い公演になりました。
フランス語と日本語を通訳しながらだったので仕方がないですね。

学生たちの質問を聞くことで
どんなことを意識して悩みながら映画を撮っているのかを
少しだけですが分かったような気がします。

その質問に対して真摯に対応してくれた
ペドロ・コスタ氏が印象的でした。

 


講演が終わった後は。
M澤君と家の近所で勝手に反省会。

その頃。
世界のペドロ・コスタ氏と、同じく世界の諏訪敦彦監督、ホンマタカシ氏などなどの
超豪華な顔ぶれも、相原の駅前の居酒屋で打ち上げをしていたのではないかと。
まさかだけど大いにあり得る(笑
 

Comments:0

Comment Form

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://bidai.tv/mt/mt-tb.cgi/5359
Listed below are links to weblogs that reference
ペドロ・コスタ特別講演レポートというかメモ。 from 美大日記::東京造形の高橋

Home > ペドロ・コスタ特別講演レポートというかメモ。

検 索
更新順

Links
Photos
Feeds

Return to page top