- 2009年8月12日 05:15
- 徒然手羽話
前回まではこちら。
■人の能力とは1
■人の能力とは2
■人の能力とは3
■人の能力とは4
いよいよこのシリーズ最終回です。
例年の傾向からして、このお盆周辺時期はアクセス数がどうしても減るので、人が見てない隙に長文ものをUPしておこうかと(笑)
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前回書いた「スローキャリア」という考え方は、大学選びでも一致するかもしれません。
5年後の自分を描ける高校生なんているわけがない。
描けた方が進学モチベーションも入学後の勉強モチベーションも高くなるから素晴らしいことではあるんだけど、それは理想であって現実的ではない。
そういうことを高校生の段階で強く求める教育をしてるから、大学に入学して「なんかイメージと違う」とすぐにやめちゃう学生さんが増えてるのかもしれません。
決められないのが当然だし、今は知識がないから「●●学科に入らないとその仕事に就けない」と間違った解釈をしてる可能性も高い。
例えば、「グラフィックデザイン学科に行かないとグラフィックデザイナーになれない」「アニメーション学科に入らないとアニメーターになれない」「マンガ学科じゃないと(以下略)」とかね。
高校の先生だってそれぐらいの知識なんだから、高校生が知るはずもない。
実は油絵学科でもアニメーション会社に就職できます。
そして何よりも、その仕事を4年後も希望してるとは誰も言い切れないのです。
大学生活4年間の中で「へー、そんな仕事も存在するんだ。その仕事もいいなー」と一度も思わなかったら、それは相当入学前に進路をはっきりと決めてた人か、大学の利点に気がつかなかった人か、よほどの無関心な人か、最悪の美大だったか、のどれか。
普通は絶対に思いますもん。
「大学に入って進路が変わる」なんてよくあること。
芸術家を目指してた高校3年生の手羽が、5年後には何故か大学職員となり、その数年後に何故かブログの本を出してる。
でも、そのまま芸術家を目指してたら、自分の名前が書かれた本が本屋で売られている・・・なんて経験はもっと時間がかかったかもしれない(笑)
人生って面白いです。
「大学職員」なんて職種はすごくいい例です。
高校生の段階、いや大学1,2年の段階で「私は大学職員になりたい!!」と考えてる人はほとんどいないわけで、そんな人達から「高校の段階で人生設計すべきだ!」なんて偉そうに言われたくないよね(笑)
「目標を決めなさい!」と語ってる大学職員がいたら、こう聞いてみてください。
「あなたはいつ大学職員になろうと思ったんですか?人生設計してなかったんですか?てことは人生失敗したってことですか?」と。
そういうことになっちゃうんです。
目標が変われば、目標を変えられる柔軟性さえありゃいいんです。
目標を変えることは人生の失敗ではない。
大事なのは「何をその場所で感じ、学び取るか。そしてそれをいかに自分の生きるモチベーションに変換できるか」です。
「ムサビ視デに入れば優秀なグラフィックデザイナーに育てます!」なんて口がすべってもいえません。
グラフィックデザイナーを育てるための学科ではないので。
でも、「いろんなきっかけ・気づき」を用意してるのが大学であり、ぜひ大学に入ってから迷って迷って進路を決めてください。
誤解のないように書いておきます。
「どんな就職先にでも就ける」と書きましたが、大手企業(自動車会社等)は「●●大学の●●学科の学生」限定にこっそりとデザイナーを募集してる場合があるので、ムサビやタマビの●●学科に入学しないと、そもそも採用試験さえ受けられない業種が存在するのも事実です。
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