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2010ムサビ入試 4日目 学科試験と芸文

昨日の版画デッサンはお買い物セットが静物台にのったような形。
あ、ちなみに昨日の版画の試験では原研哉先生が監督をされてました。
油絵の試験では深澤直人さんも監督をしてたんだけど、受験生は気がついたかな?

 

視デの鉛筆デッサンはいろはす(*音が出ます)を全員に配布して、「それを変形させて手で握った状態を描け」。
デザインはアルファベットが印刷されたシートが配られ、それは切り取れるようになってる。
で、「その素材からアルファベット3文字を使った平面構成しなさい」。
実はもっと条件設定があるんだけど、ここでは割愛します。
詳しくは6月に発売される入学試験問題集(以下略)

 

デザインの問題文はいろんな解釈が取れる文章になっていました。
多分一度読んだだけじゃ言ってる意味がすぐにはわからない文章だったんじゃないかしら。

今までの経験上、こういう問題文の場合はいろんなパターンの回答を採点者が見たいと思ってるケースです。
問題文が「●●を描け」と質問がかなり明確な場合は、求めてる答えもきまってることが多い。
でも、いろんな解釈に取れる場合は「ひとつだけの」という正解は存在しない。
いろんな可能性や発想を見たいからあえて限定しないような書き方をすることがあるんです。

今回も「その素材」と書いてあり、なおかつ「3文字だけ」ではなく「3文字」という言葉。
さらに「その文字の形のみを使用して」とわざわざ書いてる。
てことは、抜き取った3文字だけを使うのではなく、3文字が抜けたシートを使ってもいいのかもしれない。
いわゆる図と地ってやつですね。
あえてアルファベットが切り取れるシートを配ってるので、私はピーンとこの発想が浮かびました。
解釈はいろいろできます。

 

こんな話があって。
美術の世界で『丸を3個以上描け』と言われた場合「3個しか描かなかったら0点」という解釈があります。

ご存知のとおり、数学的に「3以上」は3も含まれますよね。
でも美術で「3以上」という場合は、「3」がポイントではなく、「以上」というその無限大の可能性がポイントなんです。
「3以上」と言われて素直に3と答えてたら「無限大に描いてもいいと言われてるのに、なんで3つしか描かないんだ!お前はアホか!」になる、と。

美術って奥が深いというか、わけわからんでしょ?
でも答えが一つじゃないところが美術の良さなんだよね、という話(笑)

 

本日は前期学科試験日。
ムサビ入試で受験生が一番多い日。

もう学科試験日のことについてはくどくど書いてきたので、何が言いたいかはわかりますよね?
国分寺駅あたりで大学職員っぽい人が何か書かせるように言ってるけど、それは何かもう知ってますよね?
ムサビ入試ではバスはどうなんだっけ?

あえて書きません。
過去記事を読んでください。
いじわるでしょ?(笑)

 

午後は芸術文化学科の小論文or造形表現テスト。
去年の小論文は入試というよりも、「芸術文化学科からのメッセージ」であり、「芸術文化学科の授業そのもの」。
最初の何行か読んだところで、あの熱い文章をどの先生が書いたかわかったくらいです(笑)

一般入試をなぜやるのか?
正直、推薦入試でガッサリ取った方が大学としては準備がほとんどいらないんで楽なんです。
一般入試とは大学・その学科からのメッセージなのね。
「私たちはこんな人材が必要だと思ってます。だからこんなメッセージを送るけど、あなたはどう返す?」と聞いてるのが一般入試。
それを絵で答えるのが実技試験であり、文章で答えるのが小論文。

そう。ムサビの授業はすでに始まっているんです。
教授にメッセージを送り返してください。

 

受験生のみんな!
カンパーレ!!!!

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