みんすたーさんの「大学のブランド」はもう少し皆さんの話を見てから書きます。
私は「大学のブランド?あるに決まってるでしょ」です。
あ、ムサビ日記×啓文堂書店吉祥寺フェアは来週月曜までです!
てなわけで、遅くなりましたが、約束どおりムサビ日記・みちくさとりこさんの卒論の感想を。
長い前フリも終わったし(笑)
■ゆとり教育は悪か?-1
■ゆとり教育は悪か?-2
■ゆとり教育は悪か?-3
みちくささんが教育実習で自分と同じ色彩(デザイン)を担当し、自分と同じように「美術教育への疑問点」を感じ、それをみちくささんが卒論のテーマにした、とブログやmixi日記で卒展前から知ってました。
なので、今年卒業するメンバーの作品は全部見てるんだけど、みちくささんだけは「みちくさタイム」を作って卒論をじっくり読みました(笑)
ただ、感想というよりも、「みちくささんの卒論を読んで、自分の考えを改めてまとめました」という感じかな。
どこから書こうか迷ったけど、やっぱり最初から書くことにします。
手羽も4年生の時に教育実習に行きました。
大学4年までは美術教師になるのが夢でしたから。
詳しくは教育実習の思い出シリーズを読んでください。
できれば学生さんには教育実習へ行く前に読んでほしいなーと思ってるシリーズです。
教育実習の思い出1
教育実習の思い出2
教育実習の思い出3
教育実習の思い出4
教育実習の思い出5
教育実習の思い出6
教育実習の思い出7
教育実習の思い出8
教育実習の思い出9
教育実習の思い出10
教育実習の思い出11
教育実習の思い出12
教育実習の思い出13
教育実習の思い出14
教育実習の思い出15
教育実習の思い出16
教育実習の思い出17
教育実習の思い出18
教育実習で「美術教育の難しさ」「美術教育の矛盾点」「美術教育の必要性」を感じたことが手羽の人生のターニングポイントとなっています。
この経験がなければ大学職員にならなかったはず。
そして、これが今の手羽のモチベーションにもつながってます。
「ムサビ最高!美大最高!」といつも叫んでますが(笑)、一番興味があるのはムサビや美大ではなく「美術教育」なのかもしれませんね。
根は深いです。
その美術の時間数はどんどん減っています。
一応今のところ、中学美術は必須授業です。
でも、今の流れでいけば、数年後には選択科目になるでしょう。
高校では既に選択科目だから、数年後は「小学校の図工が最後の美術経験」になってしまう可能性が高いんです。
これが「全ての美術大学が抱える危機感」でもあるんですが、「美大希望者が減る」とかそういう小さな話以上に怖いことじゃありません?
なぜ美術の時間数が減っているのか?
恐らく、「美術は文化」としてしか解釈されていないことが大きいんじゃないかと。
「産業」「思考」ではないと思われている。
・・・・・うーん、うまく書けてないですね。
「美大とは絵がうまい人を育てる大学ではない」と今まで何度も書いてきてるので、このブログを読んでいただいてる方であれば、私が言わんとしてることはもう少し理解してもらえるはずなんだけど、すいません、私の文書能力の問題です。
一方で、世の中に一番簡単に伝えられる言葉が「美術は文化だ」です。
そう説明した方が楽なんです。
そして、文化と言っちゃった方が存在価値を高められ、「守られる」対象になる。
「うんうん。文化だから仕方ないよね。よくわからないけど守ってあげましょ。お金出しましょ」と。
私はこれが美術及び美術教育の抱える一番の矛盾点じゃないかと思ってます。
「中学校学習指導要領」の「第6節 美術」にはこのように書かれてます。
第1 目標
表現及び鑑賞の幅広い活動を通して,美術の創造活動の喜びを味わい美術を愛好する心情を育てるとともに,感性を豊かにし,美術の基礎的能力を伸ばし,豊かな情操を養う。
「美術の創造活動の喜び」「豊かな情操」という言葉がどれくらい伝わるのか疑問なところなんですが、ま、それは置いといて、これはあきらかに「美術は文化だ」という文章です。
ここに書かれてることが美術教育の根幹だとは思ってますが、「美術教育とは思考力・発想力・問題発見能力を育てる教育」という発想が全く含まれてないのがすごく気になってます。
なんとなく美術研究家が書いたような文章だし、ほとんどの人が持っている美術のイメージはこれ。
「第2 各学年の目標及び内容」以降も全て「美術・デザインとは文化教養・たしなみであり、意匠・図案である」という発想で書かれています。
これじゃ「美術なんて時間はいらないっしょ。あくまでもおまけだよね。入試にも関係ないし。必要な人だけやればいいんじゃねーの?」って思われて当然。
美術は文化だから別に授業で教える必要はない。
いや、美術は文化だけでなく産業でもあるし、美術教育は社会に必要な能力を育てる教育だ。
でも、「美術は文化だ」と言った方が一般の人にはわかりやすい。
でもそれじゃ、「美術は文化だから別に教える必要はない」と言われる。
この繰り返し。
続く。
多分次がこのシリーズ最終話。
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Comments:1
- みんすたー 2010年3月13日 04:48
え、手羽さんまであのエントリーひっぱるんですか。
こえーよーでも美大日記だからこそ書けることではありますね。
いや、でも、こえーよー
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